遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

勝ちだけが価値じゃない

ダジャレみたいなタイトルになったけれど、本当にそうだと思う。

今日は息子の剣道の大会で早朝に起きて家を出て、長い1日。

…感想としては…

…息子、強くなっている。

親の贔屓目ではなく強くなっていて驚いた。


前は、大会に出ても、何となく「剣道ごっこ」な感じがして、ハラハラしたのだが…


今回は、それなりに「剣道」になっていた。


二本勝ちして団体戦の勝利に貢献して、みんなから讃えられて喜んでいたし、負けた仲間に「オレ勝ってくるから大丈夫!」と声をかけていた。そうして、今日は本当に何度か勝ってきたから大したものだ。


団体戦なので、みんなで勝ちや本数を重ねていく楽しさがある。
個人戦なら歯が立たない相手に勝てる可能性があるのも、団体戦の醍醐味で、だから剣道は面白いのだ、と先生からも言われていたが、まさにそうだ。


名前だけ聞いて勝てないかもと思うチームに、すれすれで勝った喜びをみんなで分かち合えたことは宝物だと思う。


団体戦、5人チームだと、強い選手をどこに持っていくか、各チームで作戦が分かれる。

先行逃げ切りで前半に主力を持って行くパターンもあるし、順当に大将まで並べることも。

あちこち見ていて、今回は何となく、先行逃げ切りなチームが多かったような気がする。

…だから、後半にいた息子は勝てたのかも。
…息子には今回の勝ちに傲るなと言わなくては。

一方で先鋒は瞬殺、という試合もチラホラで、その点は、運もあるのだろう。


そうしてこてんぱんに負けて戻った仲間に、上手く声をかけられなかったなぁと息子は反省していたが、こればかりは、正解は無い気がする。
うちの息子も、前回以前の大会で、同じように惨敗して上級生に助けてもらってきているわけだし。


過去に別な大会でこてんぱんに負けて泣いたあなたに、お兄さんお姉さんたちがどんな風に声をかけてくれたかを思い出してごらんなさいよ、その中で、嬉しかったことばがあれば、今度ぜひ言ってみなよ、とアドバイスしておいた。

勝つだけが正義じゃないのだ。
負けることで見いだせる価値もあるのだ。
ということで、今日のブログのタイトル。




この前審判に悪態をつきかけて叱った時は、コイツ大会出て大丈夫か?と息子に不安を抱いたが、成長を感じられて良い1日だった。