遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

碧いうさぎ


夏空。

昼間何気なく見ていたテレビで、酒井法子さんが碧いうさぎを唄っていた。

かわいらしい人だな、と思った。

過去に色々あった中で、再び表舞台に立つことは、並大抵の苦労ではなかったはず。

昔と変わらず、かわいらしくて、声がキレイでちょっと儚げで、素敵なお姉さんだと思った。


自業自得だろとか、犯罪の事実は消えないとかそういう色んな意見もあるのだろうけれど…

人間、誰しも色んな弱さも辛さも孤独も寂しさも抱えていて、自分の「穴」「空白」を埋めて癒やしてくれる何か、誰かを求めている。

昔の彼女は、自分の埋められないネガティブな気持ちを、かつての夫やクスリや仲間に求めてしまったのかもしれない。


…私の話になってしまうが…
かつての夫との色々や、発達の問題を抱える息子たちのことを知った人から、「こんなに辛くなるのに、どうして結婚などしようと思ったの?」と質問されることがある。

相手は悪気がないのだ。
しかし、どうしてこんなに苦労する未来に特攻の如く突っ込んだのか、と、不思議に思うらしい。

答えるとき、さほど親しくしたくない人へは「分からない」「いやー騙されましたよねー」などとごまかす。

親しい人には、「本当に本当に、当時の私は寂しかったのだろう」「強い力で引っ張る光みたいなものにひかれたんだと思う」と答える。

親しい人に答えるフレーズに近い感情の流れが、酒井法子さんにも少しあったんじゃないかな、と思った。


そして、碧いうさぎの歌詞…今さらながら、改めて、心に、響いた。