遅くてもやらないよりまし

シングルマザーの会社員の日々の考えごと

スキニナリタイ


ここ最近、よく聴く曲。

熱がこもった夏の空気と、オレンジ色の夕暮れの切なさに、甘く切ない歌声が混じり合って、何とも言えない気持ちになる。
寂しいような、切ないような。

そんな時の考え事は、やはり少しおセンチになる。


私は私を好きになれないまま、今の年齢になってしまい、この先もこのままなのではと思ってここまで来た。


切なくて寂しくてどうしようもないときも、そんなの仕方ないじゃないの、私なんだもの、一人でいるのがお似合いよと、そういう気持ちを、昔から心に住みつく強い子な私がフタして、諦めさせてきた。


しかし、年を取って最近になり、私は私を甘やかしても、可愛がっても、やりたいことを許しても、褒めても良いんだ、寂しいことを我慢しなくても良いのだ、と、私自身を許せるときが、少しずつだが増えてきた。

 
夕暮れの空を見つつ音楽を聴いて物思いにふけっている私も、夏休みの宿題を手抜きしている息子に雷を落とす私も、好きな人に甘える私も、雷が怖くて不安定になる私も、仕事で根詰める私も…全てが「私」。


色んな私がいるけれど、きっともっと他の新しい私もいる。


狭い範囲で己を律して身動き取れずに閉塞感に悩むより、思うままにやってみよう、と、薄紙を剥ぐように、頑ななマイルールを壊す。


それを支えてくれる人がいる幸せを噛みしめる。


大切な人たち…息子たち、良く行くお店の仲良しの人たち、友人、好きな人…数えればキリがないたくさんの人がくれる言葉のおかげで、日々、前に行ける。

どうせ私が、と後ろを向いて、自分などキライと背を向けることが多かった過去を少しずつ置いて、前へ進んで、その先で、もっと自分を好きになりたい。


そうすれば、きっと色々、新しい道が開ける。




夏花火。きれいだった。